京都の建築家が教える注文住宅のツボPoint in the order housing @Kyoto

column13 ML直伝!インテリアのコツ 2017.10.17

・ダイニング派?リビング派?
・ソファには寝る派?座る派?
・インテリアは生活、毎日の過ごし方で組み立てる

先日、アルフレックスジャパン主催の講演会にお邪魔しました。
講師は雑誌「モダンリビング」発行人の下田結花さん。
雑誌作りを通じて培われたインテリアの知恵を、わかりやすく、写真事例も豊富にお話いただきました。
強調しておられたのが、誌面作りの際の、建築やインテリアの専門家ではない一般人としての目線。
注文住宅を作るわたしたちも、忘れてはならないポイントだと感じました。
そこで今回は、下田発行人のお話をヒントに、家具についてご案内します。

ズバリ、家具選びのコツは?
それは、一番長く時間を過ごす場所に予算をかけること。
・食事やおしゃべりでずっとダイニングにいる。
・食事を済ませたらテレビや読書をソファでゆったり。
・食後はそれぞれ、書斎や個室で自分の時間を。
生活時間の使い方は人や家族によって、千差万別。
外からの情報より、内在する情報に気づくことで成功するのは、インテリアも家づくりも同様です。
ダイニング派なら素敵なダイニングテーブルとチェアを、リビング派ならソファを、書斎派なら一人掛けソファ・・・と対象を絞って力の入れどころを考えると、必要な家具が見えてきます。

インテリアで重要な位置を占めるのが、椅子やソファです。
座る家具には明確な原則があります。
人と会う、食事をする、など社会性や機能性を求める椅子は、座面が高く奥行きは浅く、背もたれがしっかりした椅子。
ダイニングチェアやホテルのロビーなどに置かれるかっちり目のソファ。
テレビを見たりくつろいだり、安らぐ時間を過ごす椅子は、座面が低く奥行きが深く、背もたれも柔らかい材質の椅子。
ローソファや奥行きの深いソファがこれに当たります。
書斎なら、デスクに向かうオフィスチェア+ゆったりかける一人用のソファの二つがあれば、完璧です。

もちろんすべてを叶えることができれば最高ですが、面積が限られる日本の住宅では、選択と集中が必要な場合もあります。
ダイニングがリビングを兼ねるなら、背筋が伸びるフォーマルなタイプのダイニングセットより、座面高さが低目で座面が広く、背もたれにもたれることができる、ゆったり目のチェアを。 テーブルもチェアと合わせて低めに。
リビングとベッドルームを兼ねるなら、ソファはクッションをたくさん並べて背もたれを調整できる、座面が広く深い座り心地を。
ホームシアターやオーディオを併設すると、一層楽しいですね。

ところで、家具は家具屋さんにあるものを買うと、思ってませんか。
家具は基本、カスタマイズして購入するものです。
店頭に置かれた家具は形のサンプルという位置付けで、足やひじ掛けなどのパーツ、表面の素材、大きさなどを指定することができます。
店頭の商品以外にもたくさんの商品を取り扱っておられるので、できれば平面図と天井高のわかる断面図を持参して、相談されることをお勧めします。
写真のようなアイコン家具はインテリア効果は抜群ですが、お値段も相応です。
手が届かない場合は予算をお伝えの上でご相談になれば、近いテイストの候補を探してくれます。

家は生活の舞台、インテリアは暮らしの彩り。

住む場所をよりパーソナルにする家具があれば、毎日の幸福度が少し高まると思います。

このコラムは、注文住宅を計画する方の参考になることを目的に、弊社の経験に基づいて書き下ろします。
トピックス、技術、経験の内容は、主観に基づくことをご了承ください。

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