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column36 熱烈!断熱塾 断熱窓の決定版 2020.03.17

■断熱は窓が主役・・・結局、何を選ぶべき?

高気密高断熱住宅を計画する際、もっとも注意する3つのポイントがあります。
それは、
1 断熱 外壁、屋根天井、床の隙間を極力減らし、隙間からの空気の侵入を防ぐ
2 気密 開口部(窓や扉)の断熱性能を高める
3 換気 室内温度を保持できる換気扇を採用する
何しろ、冬は熱の50%が窓から逃げるし、夏は70%以上の暑さが窓から入ってくると言われているのです。
窓からの熱の出入りをコントロールすることで、快適な室内環境に近づきます。
さて、どのように最適な窓を選べばいいのでしょうか?

窓の断熱性能は、窓を構成する3つの部材と開き方で決まります。
 ・枠   建築躯体側で窓を受ける、窓の額縁
 ・障子  窓ガラスの周囲、ガラスを止める枠材のこと
 ・ガラス 窓にはめるガラスそのもの
 ・開き方 窓の開き方、両引き以外にも種類が豊富
枠と障子の材料は、断熱性能が高いのは樹脂製、金属のアルミは熱を通しやすいと言われます。
窓は室内側と屋外側のパーツで構成されるので、室内側を樹脂製に、屋外側をアルミ製にした折衷案もあり、断熱性能では樹脂とアルミの中間に位置します。
ガラスは断熱効果の高い順に、3枚のトリプル、2枚のペア(複層)、従来の単板ガラスに分けられ、トリプルガラスは単板ガラスの4倍の断熱性能があると言われます。
ガラスは実に様々な種類がありますが、断熱窓には特殊な金属皮膜を施したLO-Eガラスで断熱や遮熱性能を高めたものもあります。

窓の開き方にも多くのバリエーションがあります。
お部屋の窓といえば、日本では引き違い窓を想像しがちですが、構造的には断熱性能が高い方ではありません。
引き違い窓には、障子が移動するためのレールの隙間や水抜き穴があって、障子と枠が密着する構造ではないからです。
窓の気密性を高めるためには、障子(窓そのもの)と、枠(窓を受ける建築躯体)を、パッキンのようにぴったり密着させる必要があります。
そこで断熱窓は、開閉ができないFIX窓や、窓の4周をぴったり密着できる滑り出しや内倒し窓が主流になります。
YKK APならAPW430、LIXILならレガリスなど日本のメーカーにも高性能な断熱窓が登場していますが、引き違いは種類が少なかったり、引き違い窓そのものがなかったりします。
断熱先進国のドイツでは、窓といえば内倒し窓が常識とか。
寒さの厳しいところでは、窓は開けるためのものではなく、閉じるためのものなんですね。
数値上の断熱性能を高めるためには、引き違い窓の使用を最小限に止める必要があるようです。

断熱性能で窓を選択する時、装飾や光を入れる目的の窓なら樹脂サッシのトリプルガラスでFIX窓が、最も断熱性能に優れます。
寝室に朝の空気を入れたい・・・など開閉が必要な場合は、滑り出し窓や内倒し窓がお勧めです。
テラスにでる掃き出し窓なら、トリプルガラスの樹脂サッシにブラインドやカーテンを組み合わせて、日射と熱の出入りをコントロールすることができます。

目は心の窓・・・などというように、窓は内と外をつなぐ、社会生活に欠かせない住宅設備です。
家を建てる目的やライフスタイル、予算を総合的に考慮して、我が家の窓を考えたいですね。

このコラムは、注文住宅を計画する方の参考になることを目的に、弊社の経験に基づいて書き下ろします。
トピックス、技術、経験の内容は、主観に基づくことをご了承ください。

YKK AP
窓は種類がいっぱい
窓パーツの名称 YKK APより転載
断熱性能が高い内倒し窓
トリプルガラスの断熱性能
掃き出し窓もトリプルガラス
  1. 39断熱窓の実力
  2. 38緊急提言 住まいの補助
  3. 37命を守る家づくり
  4. 36断熱窓の決定版
  5. 35新築だけの特権にあらず
  6. 34窓を制すものが熱を制す
  7. 33緊急情報 換気の勧め
  8. 32厚い外皮で断熱
  9. 31そもそも断熱って?
  10. 30健康リフォーム
  11. 29熱烈!断熱塾 序章
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