フィロソフィPhilisophy
住宅設計について
人と世界の間に、建築があります。
建築は人が使う器であり、
内部の快適を作る外皮であり、
都市の風景でもあります。
人を取り巻く環境は、
驚くほどのスピードとエネルギーで、
日々変化を続けています。
わたしたちはその担い手として利益を享受しながら、
時に取り残される惑いを感じてもいます。
わたしが作りたいのは、
奔流のただ中でも変わらない佇まい。
自分自身を、必要なだけ愛せる空間、
足を踏み入れて、包み込まれる安堵。
建築物としての責任を果たしながら、
外部世界に左右されない自分だけの城。
この世界は生きる価値があると感じられる
家族一人ひとりの時空間です。-