土地や費用などよくある質問questions
建築家と建てる注文住宅とは?
建築家にも注文住宅にも興味はあるが、よくわからない。
テレビでよく見るハウスメーカーや
週末のチラシで見かける建て売りと、
注文住宅はどうちがう?
費用や進め方など、よくある質問をまとめました。

- 1工務店・メーカーとの違いは?
- 2坪単価は?予算計画は?
- 3土地と建物の総額はいくら?
- 4いつ住めますか?
- 5総額3000万円でできますか?
- 6坪50万円で工事できますか?
- 7長期優良住宅は可能ですか?
- 8C値0.1はできますか?
1工務店・ハウスメーカーとどう違う?
注文住宅は予算と法令の範囲で、好きなことができます。
暖炉が欲しい、天窓が欲しい、オーダーキッチンや家具。
予算内なら実現できるし、見積を見て取捨選択もできます。
ハウスメーカーや建売は、販売価格を先に決めるので、
工法や間取りは決め打ちで、住む人の要望はほぼ想定外。
「丸い家とかじゃなければ自由にできますよ。」
営業さんはそんな風に言いますが、選択肢以外の要望には
高額な見積が提示されます。
モデルハウスに違和感がある、実現したいことがある。
そんな時は建築家に相談してみてください。


2坪単価はいくらですか?予算計画は?
3土地と建物の総額でいくら必要ですか?
場所によります。
土地の取得費は都心部とそれ以外で大きく違います。
マクロデータでみると、首都圏・関西・中部の三大都市圏では、
2020(令和2)年の住宅取得費用の平均は5,594万円。
土地と建築の合計ですが、全国平均はもっと少なく4,713万円。
延べ面積の平均は都市部は34.8坪(115.19m2)、全国は35.3坪。
坪単価は都市部で97.1万円に達しました。
都市部では、予算に占める土地のウェイトが高めです。
予算に制約があり、建物への要望が強い場合は、
土地取得費用が軽い郊外の方が、実現可能性は高まります。


4いつ住めますか?
設計監理契約から竣工までの期間は、10~14ヶ月が目安。
土地やご要望、打ち合わせの進行にも影響され変動します。
入居の希望日があれば、遠慮なくご相談を。
建築家との注文住宅は、提案・検討・修正を繰り返します。
細部まで丁寧に打ち合わせて、家は100%建築主仕様に。
この時間をともに歩むのが、建築家との家づくりです。
土地購入+新築、古家付き土地+改修、マンションリフォームetc。
建て替えも含めて、家づくりの方法は様々です。
思いたった時から、資金計画や要望も建築家に相談すれば、
ゴールまでの最適なアプローチが見えて来ます。


5土地込みの予算総額3000万円で家を建てられますか?
立地を選んで、面積を絞るなど設計に工夫を凝らして、
土地込み3000万円台で実現した実績は複数あります。
→JAZZYCUBE
→WINGS
いずれも消費税が5%、8%の時代ですが、
無指定区または市街化調整区域で土地取得費を安く収め、
建築主のこだわりには予算をかけて、実現できました。
都市部は土地価格が高止まりしているため、土地購入費だけで3000万円を超えることはよくあります。
都心部の中古・リフォーム人気の背景には、そんな事情があります。


6坪50万円で工事できますか?
広い面積、ゼロエネ住宅などの高度な住宅機能など、こだわりのある家づくりを実現したいなら、難しいと思います。
家は毎年のように建てるものではないので、年配の方には今も数十年前の工事費が通用すると勘違いする方は多いようです。
工事費は、長いデフレにかかわらず上がり続けています。
原因は人件費の上昇、原料や輸入品の価格の高騰があります。
また廃棄物処理や警備費など、以前にはなかった費用が増えたこと。
申請や検査費用など行政や金融の関連費が上昇。
建物住宅設備機器が高機能化した結果、コストに跳ね返ったり。
法令を始め家づくりに求められる要素が増えたことが原因ですが、その結果、建物の安全や生活の質が向上した側面もあります。


7長期優良住宅などの認定住宅はできますか?

8C値0.1は実現できますか?
建築家との注文住宅は、提案・検討・修正を繰り返します。
時間がかかりますが、この時間をともに歩むのが、
建築家との信頼関係に基づく家づくりです。
設計監理契約から竣工までの期間は、10~14ヶ月が目安ですが
注文住宅はいつも違う条件なので、標準期間の回答も困難です。
土地やご要望によって役所への申請が増えることがあり、
打ち合わせの進行具合や頻度にも、影響されます。
明確な希望日があれば、遠慮なくご相談ください。

