スペックが理想を実現するEquipments realizes the ideal

高気密高断熱の作り方

①天井・床・壁の断熱性能を最大化
吹付けによる断熱材の充填で、ヒートブリッジを作らない
②開口部の気密性能を最高レベルに
断熱効果の高い複層サッシで外気の影響を最小に
③熱交換式の換気システムで高い空気質を維持
冷暖房効果を損なわない24時間の計画換気

  1. 1ダブルバリア断熱
  2. 2断熱サッシ
  3. 324時間換気システム
  4. 4全館空調
  5. 5耐震等級3
  6. 6外壁通気工法

1ダブルバリア断熱

高気密高断熱住宅の基本は、床・壁・屋根の断熱性能。
室内側は隙間が発生しないよう現場発泡の吹付を標準採用。
外壁側から断熱材で取り巻く「ダブルバリア」を形成すると
室内への外気温の影響を最小限に抑制できます。

建物の床・壁・屋根を、厚いフトンですっぽり覆う。
それが断熱の理想で、フトンに当たるのが断熱材。
高い断熱性能は冷暖房費の抑制や防音効果が期待できるなど、
住み心地を決定的に向上させます。



ダブルバリア断熱

2断熱サッシ

断熱性能に大きく影響する開口部には
ペアガラスの高性能サッシを標準採用。
熱を逃がさないLow-Eガラスや結露防止の
樹脂サッシ、より高断熱な三層ガラスなど
予算に応じて断熱仕様を使い分けます。

熱が出入りしやすい開口部の断熱効果が
ダブルバリアとの相乗効果を高めます。

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断熱サッシと断熱扉
断熱サッシ

断熱サッシ

長期優良住宅など住宅の質の向上が命題となるなか、断熱技術も格段の向上を見せています。
ガラスはペアガラスやトリプルガラスで熱を伝えにくくし、Low-Eガラスで遮熱効果が向上。
熱を伝えにくい樹脂枠やスペーサーで断熱、防露効果を発揮。これらの技術の組み合わせで、目的に合った最適サッシを選ぶことができます。

324時間換気システム

高気密高断熱の住宅では、自然換気は期待できません。
しかし屋内の空気質を良好に保つために換気は必須。
換気扇による排気だけの「第3種換気」ではなく、
給気と排気を24時間管理する「第1種換気」が理想です。
換気扇は冷暖房効果を損なわない熱交換式とすれば、
ダブルバリア断熱との相乗効果をより高めます。

個別ではなく建物全体の換気システムで新鮮空気が流通、
空気質と断熱気密効果の両立を24時間、実現します。



24時間換気システム

4全館空調

空気を新鮮に保つ24時間換気と、室温を調整するエアコン。
二つの機能を一つにするのが全館空調の考え方です。
外部の新鮮空気を取り入れて機械室で温度調整、
適温の新鮮空気はダクトから各室へ給気。
生活で汚染された空気は逆コースをたどって外部に排気。
この循環を機械でコントロールすることで、
365日24時間、適温の新鮮空気が家を満たします。

定期メンテナンスが必要ですが光熱費は驚くほど低く、
お勧めできるシステムです。



全館空調

5耐震等級3

建築基準法で定められた耐震性能は等級1。
金物の補強などで耐震等級3を選択することも可能、
強度は1.5倍にアップします。
2018年6月、大阪府高槻市を震源とした地震が発生しました。
震源のすぐ近くに複数の弊社の物件がありますが、
近隣で被害が報告される中、耐震等級3の弊社物件は
被害が発生しなかった経験があります。
その際には近隣の住民に驚かれたと言う耐震性能、
追加コストが必要でも検討の価値はあります。

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熊本地震における木造住宅の、建築時期別の損傷比率

耐震性能により、建物の被害程度に差がつくことが明らかに。
建築学会によって実施された益城町中心における悉皆調査より
M's構造設計講演資料を再構成

6外壁通気工法

かつて木造住宅の外壁は、断熱材が結露して
熱やカビ、腐食、シロアリなどの遠因となる
壁体内結露が大きな問題でした。
アーキシップスでは外壁内に通気層を設ける
外壁通気工法を採用し、問題の発生リスクを最小化。

外気は外壁下部の水切りを通って軒天通気口から排出され、
壁体内部に熱や水蒸気が滞留しません。



外壁通気工法