京都の建築家が教える注文住宅のツボPoint in the order housing @Kyoto
column21 熟年世代の住宅ローン「リ・バース60」 2019.03.26
■「返済は利息だけ」熟年世代の住宅ローン
住宅支援機構の「リ・バース60」は、熟年世代のための住宅ローンです。
終の住処を、「返済は利息だけ」と言う軽い負担で実現する方法として、注目を集めています。
古い、寒い、暑い、暗い、動線が悪い、結露がひどい・・・
数十年前に手に入れたマイホームや、親世代から住み続ける築年数の古い家。
熟年世代が抱える住まいの悩みは、どれも切実です。
住み続けることに不安があるけれど、老後の生活資金を考えると積極的に行動できない・・・。
そんな方に知っていただきたいのが、住宅支援機構の「リ・バース60」です。
「リ・バース60」は、住宅支援機構(旧・住宅金融公庫)が提携する全国の金融機関で取り扱いしています。
本人が住む家の建設(または購入)資金のための融資で、新築だけでなく、リフォームにも使えます。
最大の特徴は
①融資を受ける人が申し込み日に満60歳以上であること
②返済期間中は利息だけを返済
③元金は、融資を受けた人全員の死去後に、相続人が一括して返済
または、担保物件を売却して一括して返済
(いずれも残債務を請求しないノンリコース型の場合)
担保物件の売却とは、相続人が残債務を一括で返済できないケースです。
住宅支援機構があらかじめ金融機関との間で締結した住宅融資保険契約に基づいて、金融機関に残金の全額を保険金として支払います。
住宅支援機構は、保険金支払後に担保物件(住宅および土地)を売却し、回収を行う仕組みです。
担保物件(土地・建物)の売却で元金を返済する仕組みなので、土地の評価が高いほど借入可能額は上がります。
また、住宅の建築、購入、リフォームだけでなく、住宅ローンの借り換えにも使えます。
「子供はみんな独立して、家を譲る相手がいない。」
「手入れが大変な古い家を、新しく快適な二人住まいの家に変えたい。」
ご興味を持たれたら、住宅支援機構のホームページをのぞいてみてください。